令和4年度スタート

新しい年度のスタートです。

それぞれの道を元気にスタートです。

訪問看護ステーションポポハート(通称「ポポさん」と愛称で呼ぶ方もいます)は、新しく理学療法士、作業療法士が加わることとなりました。患者さんが喜ぶ姿や生きがい、やりがいを感じる場面を垣間見て、専門職のスキル、知識、経験のすごさを感じています。

今年も患者さんと家族が望むこと、目標の共有と達成を目指して、多職種とチームになってがんばっていきます!

訪問のひととき

患者さんのお庭で素敵なお花が咲いているのを見つけました。

お花を切ってもいいよ~と言われ、チョキチョキ切っていると・・・

あらら、鳩が!

う、動かない?どーした鳩!?

パチパチっとまばたきをした鳩。

思わず看護師もパチパチまばたき。

患者さんにこのことを告げると大爆笑(^ ^)/

患者さんのとびきりの笑顔を引き出した一コマです。

訪問看護は、こんなふうに患者さんの暮らしの中で看護を提供しています。

とても魅力のあるお仕事です。もっとたくさん仲間を増やしていきたいなぁ。

もう少し早い時期に出会いたい

9月に開業してから、がん末期患者さんと二人、出会いました。

ひとりは、今年8月に肺がんの症状があり、受診し検査したら肺がん末期状態で根治的治療の対象ではないという方でした。ご本人がとてもショックを受けられたのではないかと想像します。訪問看護とつながったのは、9月初旬。子供たちが在宅看取りを決心し退院になりました。初回は夜間帯で往診同行も兼ねました。

訪問前も訪問時も鼻から血が出るほど吸引されていて、電気がこうこうとついていて、これから眠るという状況ではありませんでした。電気を消して眠る準備をととのえ、ご本人に呼吸が楽な姿勢をうかがい、その姿勢のまま衣服の上から手のひらを密着させてゆっくりと優しく背中をなぜました。

「あー、気持ちいい」そう一言おっしゃいました。

暖かい手の温度とf分の1の揺らぎと言われるゆっくりとしたマッサージは、副交感神経を優位にします。

その5時間後、お亡くなりになりました。

ご家族は、もっと早く家に連れて帰ればよかったとおっしゃいました。車いすも借りてあり、俺が乗ってもしかたないかと言いながら・・・

もうひとりは、膵臓がん末期の方で、依頼があったので準備していました。しかし、症状コントロールがついていない状況だったようで、緊急で受診し入院。腹水を4L抜いた後、状態が不安定になり、まもなくお亡くなりになりました。

訪問看護は、がんの患者さんが外来で治療を受けているお元気な時期から利用できます。がん患者さんの痛みには、身体面・精神面・社会面・スピリチュアル面の痛みがあると言われています。看護師は、これらをアセスメントしながら、医師と連携して痛み止めの管理をしたり、非薬物療法としてのケアを提供します。早めにつながることができれば、在宅療養を安心して安全に過ごすための調整を他の職種と支援することができます。

がん患者さんともっと早い時期につながることができればと願います。

雑誌の取材

先日、9月25日土曜日、月刊マスターズの取材を受けました。

会社設立の経緯や訪問看護に対する思いについて30分程度、お話しさせていただきました。年末の医療福祉の分野の特集号に掲載されます。

元ジャニーズの「ふっくん」がインタビュアーでした。事務所の面談コーナーは窓を開けると南向きで青空がよく見えて、至極、よい風が吹いてきます。この日もふっくんがソファに座り、空を見上げながら、「ここはいい風が入ってきますね~」と言ってました。

人生に一度きりの貴重な経験をさせていただきました。

ポポハートは、一歩一歩、歩んでいきます。

わたしたちの理念

わたしたちは、患者さまとご家族の価値観を理解することに努め、共によりよい方法や選択を考えていきます。

わたしたちは、患者さまが抱える病や障害、老いの側面だけでなく、健康な側面にも目を向けてアセスメントし、その人の力を最大限に引き出すケアを考え、維持・向上できるようなケアを提供します。

わたしたちは、患者さまが病や障害と向き合ってきた歴史やそのときの様々な思いを聴きます。現状に対し「指導する」とか「教える」といった姿勢はとりません。病や障害を抱えているその人自身の思いや苦悩、希望を理解することに努めます。

わたしたちは、予防の視点を持ちながら、患者様の健康状態の維持・回復をその方の考え方やこれまでの習慣、その人なりの目標に沿って、見守りやアドバイスを致します。

わたしたちは、チームを組む他のサービス提供者や仲間など、誰に対しても尊厳を持ち、自分の気持ちも大切にしながら、相手を尊重したコミュニケーションをとります。

訪問看護ステーションポポハートとは

ポポハートの名前の由来は、地域の方々との温かな心の触れ合いと一歩一歩皆さまが前向きに、快適な日々を過ごして頂くようなケアを提供していきたいという思いが込められています。

0歳児から100歳の超高齢者まで全ての年齢層の患者さまが対象です。

訪問看護は、病院の看護とは異なり、マンツーマンで細かい療養の相談ができます。

日常の暮らしのなかで、どのようにすれば病や障害、老いと共に安心して暮らすことができるのかを共に考えていきます。その人それぞれの生きてきた歴史や考え方、習慣、家族関係や経済状況、様々なことがあり、ひとつとして同じケアはないと考えます。訪問看護師は、個別の療養方法について、一緒に考えていくパートナーです。

実際に、家族が病気になって直面する心配や困りごとは、どこで、誰に相談すればよいか、分かりにくいと思います。介護保険や医療保険、障害福祉などの制度は複雑で、詳しい説明を分かりやすい言葉で受けた上で理解をしながら活用する必要があります。また、核家族化が増え、高齢者の老いや看取りの経験が少なくなった現代では、必要な知識を得る機会がほぼないと思われます。在宅療養をすすめる国の考えに、国民がまだついていってない印象を受けます。具合が悪くなったら病院に行くあるいは救急車を呼ぶ、そうすれば病院が何とかしてくれると考えます。しかし、その後、長く入院はできませんし、救急外来では1日分の処方がなされ、かかりつけ医に受診するよう促され、家に帰ることになります。時代の流れは、在宅療養にシフトしています。そんなとき、在宅療養の経験が豊富な訪問看護師に相談ができます。わかりやすく説明を受けることで、保険制度や家での療養の仕方、疾病予防について理解していくことができます。わたしたちは、聞き慣れない専門用語は極力使わずに、わかりやすく説明をすることができます。訪問看護について、まだまだ知られていない世の中ですが、一度、活用していただいた患者様やご家族からは「来てくれるのが楽しみ」「こんなこともしてくれるんだとわかった」「来てもらってよかった」と言っていただいてます。どうぞお気軽にお問合せいただき、訪問看護をご活用ください。

サービス利用料金

サービス開始時に契約書を用いて、サービス料金についてわかりやすく説明致します。1単位は、静岡市の場合「6級地」であるため、使用単位に10.42円(単位数単価)を掛けた額の自己負担割合(1割~3割)が利用料金になります。

【介護保険】

◆基本報酬(看護師または保健師)

30分未満・・・介護470単位   予防450単位

30分以上1時間未満・・・介護821単位   予防792単位

1時間以上1時間30分未満・・・介護1,125単位   予防1,087単位

◆基本報酬(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)1回あたり20分

2回以下・・・介護293単位   予防283単位

1日に3回以上・・・1回につき所定単位数に90/100を乗じた単位数で算定

初回加算…初回訪問を行った月に1回300単位

退院時共同指導加算・・・1回600単位

緊急時訪問看護加算・・・月に1回574単位

特別管理加算Ⅰ・・・月に1回500単位

特別管理加算Ⅱ・・・月に1回250単位

ターミナルケア加算・・・死亡月に2,000単位

中山間地域等に居住する者へのサービス提供加算・・・共通的サービスの5%

【医療保険】

ステーションの規模や加算条件によって、利用料金が異なります。ポポハートは小規模で新規のため、料金は他のステーションよりも一番低い設定です。負担割合(1割~3割)によって料金は異なります。訪問看護は、高額医療の適応ですので、領収証を保管し市役所に申請することで返還されます。窓口での支払いをおさえる限度額適用認定証も適応です。小児慢性特定疾病による医療費助成、精神疾患の方も医療費助成が受けられます。

◆訪問看護管理療養費・・・月の初日7,440円、月の2日目以降の訪問3,000円

◆基本療養費・・・1日につき5,550円(週3日まで)   1日つき6,550円(週4日目以降)

◆24時間対応体制加算・・・6,400円

◆訪問看護情報提供療養費1~3・・・月に各1回1,500円

◆医師の指示により緊急訪問した場合・・・緊急訪問看護加算2,650円

◆特別管理加算Ⅰ・・・5,000円、特別管理加算Ⅱ・・・2,500円

◆退院時共同指導加算・・・8,000円 厚生労働大臣が定める疾病等の利用者は、前述 の8,0002,000円加算

◆長時間訪問看護加算・・・90分をこえる訪問5,200円(条件があります)

◆訪問看護ターミナルケア療養費・・・25,000円

【全額自己負担となる利用料】

90分をこえた看護・・・30分ごと1,200円

営業時間外加算・・・土曜日・日曜日・祝日・年末年始・・・4,000円/時 

早朝加算(午前6時00分から午前9時00分まで2,100円)

夜間加算(午後6時00分から10時00分まで2,100円)

深夜加算(午後10時00分から翌日午前6時00分まで4,200円)

交通費(事業所からの距離)・・・10km未満350円   10㎞以上700円

エンゼルケア(死後の処置料)・・・30,000円

死後の訪問(エンゼルケアなしの場合)・・・10,000円

複写物1枚10円(日々の記録の複写物を希望の場合、訪問月の翌月にお渡しします)